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2025.12.01

10年後に差がつく!新築時に考えておくべきメンテナンス性


愛知県一宮市を中心に、外構工事やお庭のリフォームを検討されている皆さん

こんにちは!株式会社北斗、HealingForestGardenです。

夢のマイホーム計画、建物の間取りや内装にはこだわっても、外構(エクステリア)のことは

「とりあえず予算内に収まればいいか」と考えていませんか?

実は、住み始めてから「一番手間とお金がかかる」のが外構部分なんです。

新築直後はピカピカで美しくても、5年、10年と経つにつれて、汚れ、サビ、ひび割れ、そして雑草との戦いが待っています。


今回は、解体業も営み「家の終着点」を

知り尽くした私たちだからこそお伝えできる、

「10年後に差がつく!新築時に考えておくべきメンテナンス性」についてお話しします。

「週末は庭の手入れで終わってしまう…」

なんて後悔をしたくない方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。


【一宮市の新築外構】「おしゃれ」だけで選ぶと危険!メンテナンスの落とし穴と対策

1. 憧れの「天然木のウッドデッキ」は覚悟が必要

雑誌やSNSで見る天然木のウッドデッキ、温かみがあって素敵ですよね。

しかし、天然木は「生き物」です。日本の気候、特に湿気の多いこの地域では、定期的な塗装(防腐処理)を怠ると、

驚くほどの速さで腐食が進みます。

「毎年ペンキ塗りを楽しめるDIY好き」な方以外には、私たちは「人工木(樹脂製)デッキ」を強くおすすめしています。

人工木とは、木粉とプラスチックを混ぜ合わせた素材で、見た目は木そのものですが、腐らず、シロアリにも強いのが特徴です。

【実例】

新築時に「どうしても本物の木がいい」と天然木のデッキを施工されたお客様。

3年後、「シロアリが出て床が抜けそうになった」とご連絡があり、

結局撤去費用と新しい人工木デッキの施工費用で、二重の出費になってしまった事例があります。

2. 「白壁」の汚れ(雨だれ)問題

真っ白な塗り壁の門柱や塀は、シンプルモダンな住宅にとてもよく似合います。

しかし、新築から数ヶ月もすると、上から黒い筋のような汚れ(雨だれ)が目立ってくることがあります。

これは、空気中の汚れを含んだ雨水が壁を伝うことで発生します。

対策としては以下の2点があります。

  • 笠木(かさぎ)を付ける: 塀の頭頂部にアルミやレンガなどの「笠木」を乗せることで、雨水が壁面に直接流れるのを防ぎます。
  • 汚れにくい塗料や素材を選ぶ: 防汚機能のある塗料や、汚れが目立ちにくいタイル張りなどを検討しましょう。

初期費用を少し抑えて笠木を無しにした結果、数年後に「薄汚れた感じがするから塗り直したい」というご相談も少なくありません。

塗り替えなども可能なので、汚れたら塗り替えることもできることを覚えておくのもいいと思います。

3. 「土」の部分を残しすぎない(最強の敵・雑草)

「子供が土遊びできるように」「将来ガーデニングをするかも」と、とりあえず土のまま残しておくスペース。

ここが一番危険です。 愛知県尾張地域の夏は高温多湿で、雑草の成長スピードは凄まじいものがあります。

土を残すなら、「ここだけは花壇にする」と区切り(レンガやピンコロ石などで縁取る)を明確にし、

それ以外は「防草シート+砂利」や「土間コンクリート」で完全に塞いでしまうのが、メンテナンスを楽にする鉄則です。

「防草シートを敷いたから安心」と思っている方も要注意。

シートには耐用年数があります。安価な織物製のシートだと、数年で草が突き破ってきます。

新築時こそ、少し高くても「不織布製の高耐久シート(ザバーンなど)」を選んでください。

4. 植栽(シンボルツリー)の成長速度を知る

「記念樹として植えたい」というご要望は多いですが、植物は成長します。

特にシマトネリコやユーカリなどは成長が非常に早く、気づけば2階の屋根を超えるほどの巨木になり、

電線に掛かったり、落ち葉で近隣トラブルになったりするケースがあります。

「成長が遅い木(ソヨゴやアオダモなど)」を選んだり、落ち葉の少ない常緑樹を選んだりするなど、

プロのアドバイスを聞いて品種選定をすることが重要です。

【実例】

小さくて可愛いからとコニファー(針葉樹)を数本植えたお客様。

数年後、お互いの枝が絡み合うほど巨大化し、中は蒸れて枯れ込み、通りにはみ出して通行の妨げに。

「自分ではもう切れない」と伐採のご依頼をいただき、結局根っこから抜く大掛かりな工事になりました。

※根っこが取り切れない場合も多いです。

5. 駐車場の目地(スリット)は「埋める」が正解

コンクリートのひび割れ防止のために入れる「目地(スリット)」。

ここにおしゃれに芝生(タマリュウなど)を植えるデザインが流行りましたが、実はメンテナンスが大変です。

タイヤに踏まれて枯れてしまったり、逆に雑草が混じって抜けなくなったりします。

メンテナンス性を重視するなら、目地には植物ではなく、

「砂利を樹脂で固めた素材」や「インターロッキング(ブロック)」を入れるのがおすすめです。

見た目もおしゃれで、草むしりの手間もありません。


北斗・HealingForestGardenが考える「良い外構」とは

私たち株式会社北斗は、外構工事だけでなく、建物の「解体工事」も行っています。

これはつまり、「家や外構が古くなり、役目を終える姿」を毎日のように見ているということです。

  • メンテナンスされずにボロボロになったウッドデッキ
  • 根が張りすぎて水道管を壊してしまった庭木
  • ブロック塀が傾いて危険な状態になったお宅

こういった「将来のリスク」を知っているからこそ、新築の段階で「10年後、20年後も美しく、安全に使える外構」をご提案できるのです。

初期費用(イニシャルコスト)を抑えることは大切です。

しかし、そのためにメンテナンス性の悪い素材を選んでしまい、将来の修繕費(ランニングコスト)や、

日々の掃除の手間(タイムコスト)が膨大になっては本末転倒です。

一宮市・尾張エリアで、「将来を見据えた賢い外構づくり」をしたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

デザインの美しさと、維持管理のしやすさを両立させた、あなただけのプランを一緒に考えましょう。


【参考記事】

作成した記事に加筆・修正を加える上で参考になるサイトです。

  1. ガーデンプラス – 外構のメンテナンスフリー化!手入れがいらないお庭づくりのポイント

    • https://www.garden.ne.jp/index.php?action=public_static&path=maintenance_free/index.html
    • メンテナンスフリーな素材選びについて体系的にまとまっており、具体的な素材名の参考になります。
  2. LIXIL – ウッドデッキの選び方(人工木と天然木の違い)

    • https://www.lixil.co.jp/lineup/gardenspace/deck/choice/
    • メーカー公式の視点で、人工木デッキのメリット・デメリットを正確に把握するのに役立ちます。
  3. グランドアートウォール – 外構の汚れ「雨だれ」の原因と対策

    • https://groundartwall.jp/column/amadare/
    • 塗り壁の汚れ対策について詳しく解説されており、笠木の重要性などの記述を補強できます。
  4. 住友林業緑化 – 植栽の選び方・お手入れ

    • https://www.sumirin-j-home.com/exterior/planting/
    • シンボルツリーの選び方や成長後の姿について、ハウスメーカー系外構会社の視点が参考になります。
  5. クラシシス – 新築外構で失敗しないためのポイント(駐車場編)

    • https://cracys.com/column/exterior/parking/
    • 駐車場の目地やコンクリートのひび割れ対策など、足元のメンテナンスについて詳しい情報が得られます。

2025.12.01

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