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愛知県一宮市を中心に、外構工事やお庭のリフォームを検討されている皆さん、
こんにちは!株式会社北斗、HealingForestGardenです。
私たちは、一宮市を拠点に、お庭づくりや駐車場工事、さらには解体や土地活用まで、
住まいの外回りに関する様々なお手伝いをさせていただいております。
こうしたお悩みから、目隠しフェンスの設置を検討される方は非常に多くいらっしゃいます。
特に、お隣との距離が近い一宮市のような住宅地では、プライバシーの確保は快適な暮らしに欠かせない要素です。
しかし、この目隠しフェンス、選び方や設置方法を一つ間違えると、
ご近所との思わぬトラブルに発展してしまう可能性があることをご存知でしょうか?
良かれと思って設置したフェンスが、かえってご近所関係を悪化させてしまうケースは、実は少なくないのです。

今回は、地域密着で数多くの
外構工事に携わってきたプロの視点から、
隣地トラブルを回避し、快適なプライベート空間を実現するための
「目隠しフェンスの正しい選び方」について、
特に重要な「高さ」に焦点を当てて詳しく解説していきます。
まず、なぜ目隠しフェンスがトラブルの原因になりやすいのか、具体的な失敗パターンを見ていきましょう。
この会話のように、一番多いのが「圧迫感・日照・風通し」をめぐるトラブルです。
自分の家のプライバシーを守りたい一心で、高くて隙間のないフェンスを設置した結果、
お隣の家に大きな圧迫感を与え、日当たりや風通しを悪くしてしまうのです。
また、何の相談もなく工事を進めてしまうと、「何か文句があるのか?」「うちのことが嫌いなのか?」といった感情的なしこりを生み、
その後のご近所付き合いにまで影響を及ぼすことになりかねません。
お互いにとって快適であるはずの「住まい」が、気まずい場所になってしまうのは、とても悲しいことですよね。
では、トラブルを避けつつ、プライバシーを確保するには、どのくらいの高さが適切なのでしょうか。ここが最も重要なポイントです。
一般的な基準は「地面から1.8m〜2.0m」 まず一つの目安となるのが、地面(GL:グランドレベルと言います)から高さ1.8m〜2.0mです。
これは、一般的な成人の目線の高さ(約1.5m〜1.6m)を基準に、少し余裕を持たせた高さです。
リビングのソファに座った状態や、庭で立った状態での視線を効果的に遮ることができます。
しかし、ここで注意点が2つあります。
注意点1:お隣との「高低差」を考慮する
あなたの敷地とお隣の敷地に高低差はありませんか?もしお隣の土地の方が高い場合、
あなたの敷地で2.0mのフェンスを建てても、お隣からは見えてしまう可能性があります。
逆に、あなたの土地の方が高い場合は、1.8mのフェンスでもお隣にとってはかなりの高さになり、圧迫感を与えてしまうかもしれません。
フェンスの高さを決める際は、「相手側の地面から見て、どのくらいの高さになるか」という視点が非常に重要です。
費用に関しても高ければ高いほど費用が上がってしまうため高さのシュミレーションを
することは大変必要となります。
注意点2:法律上の「高さのルール」を知る
ブロック塀の上にフェンスを設置する場合、法律(建築基準法)で安全のためのルールが定められています。
つまり、高さ1.5mのブロック塀の上に、さらにフェンスを乗せて高くする、といったことは原則としてできないのです。
これは、地震などで倒壊する危険性を防ぐための非常に重要なルールです。
【実例】
以前、一宮市のお客様から「既存の古いブロック塀の上に目隠しフェンスを付けたい」というご相談がありました。
しかし、調査したところブロック塀の高さが既に1.4mあり、ひび割れも見られたため、法律上も安全上もフェンスを設置できない状態でした。
そこで私たちは、まず古いブロック塀を安全な高さまで解体し、新しく頑丈な基礎を作った上で、高さ1.8mのフェンスを設置するご提案をしました。
結果的に、安全性を確保しながら理想のプライベート空間を実現でき、お客様にも大変ご満足いただけました。
このように、弊社では外構工事だけでなく解体工事も一貫して行えるため、複雑な状況にも最適な対応が可能です。
高さを確保しつつ、お隣への圧迫感を和らげるためには、デザインの工夫が効果的です。
「フェンス+植栽」の合わせ技で柔らかく目隠し
フェンスの高さを少し抑えめ(例えば1.6m程度)にして、その手前にソヨゴやハイノキといった背が高くなりすぎない
常緑樹を植えるのも非常に有効なテクニックです。
無機質になりがちなフェンスの印象が和らぎ、自然で優しい雰囲気の目隠しになります。
明るい「色」で圧迫感を軽減する
黒やダークブラウンといった濃い色は、重厚感がある反面、圧迫感も強くなります。
白やアイボリー、明るい木目調といった膨張色を選ぶことで、フェンスの存在感を和らげ、空間を広く見せる効果が期待できます。
そして、どんなに優れた設計やデザインよりも大切なのが、お隣への事前のコミュニケーションです。
工事を始める前に、 「リビングのプライバシー確保のため、この場所に、このくらいの高さのフェンスを設置しようと考えています」 と、
簡単な図面などを見せながら、ご自身の言葉で丁寧に説明することをおすすめします。
これは「許可」を取るためではなく、あくまで「ご相談」と「お知らせ」です。
事前に一言あるだけで、お隣の方の受け取り方は全く変わってきます。
「自分の家のことも気遣ってくれているんだな」という安心感が生まれ、良好な関係を保ったまま工事を進めることができます。
もし、ご自身で説明するのが不安な場合は、私たち業者がご一緒に伺い、専門的な立場からご説明することも可能ですので、遠慮なくご相談ください。
目隠しフェンスは、あなたのプライバシーを守るための心強い味方です。
しかし、その設置には、法律の知識、空間デザインの工夫、そして何よりもお隣への細やかな配慮が不可欠です。
私たち株式会社北斗 HealingForestGardenは、一宮市という地域性を深く理解し、
お客様のプライバシー確保という目的はもちろん、ご近所様との良好な関係まで見据えた、
最適なフェンスプランをご提案します。
古いブロック塀の解体から、植栽との組み合わせまで、外構に関するお悩みはどんなことでもお任せください。
「うちの場合は、どのくらいの高さがいいんだろう?」 「お隣にどうやって話せばいいか不安…」
そんなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度、私たちにお話をお聞かせください。ご相談、お見積もりは無料です。
【参考記事】
LIXIL(リクシル)| フェンス・スクリーン・竹垣
YKK AP株式会社 | フェンス・スクリーン
国土交通省 | これからのブロック塀のあり方
一般社団法人 全国建築コンクリートブロック工業会
弁護士ドットコム
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