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愛知県一宮市を中心に、外構工事やお庭のリフォームを検討されている皆さん
こんにちは!株式会社北斗、HealingForestGardenです。
「我が家の防犯対策」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか? 多くの方が、最新のセキュリティーシステムや、玄関ドアの頑丈な鍵などを想像されるかもしれません。もちろん、それらも非常に重要です。しかし、実はもっと基本的で、日々の暮らしの中で大きな効果を発揮する防犯対策があります。それが**「外構(エクステリア)」**です。
空き巣などの侵入犯は、やみくもに家を選ぶわけではありません。彼らは必ず「下見」を行い、「この家なら侵入しやすそうだ」というターゲットを入念に探します。つまり、外構を工夫して**「空き巣に“この家はやめておこう”と思わせる」**ことこそ、最も効果的な防犯対策なのです。
今回は、一宮市で数多くの防犯外構を
手掛けてきたプロの視点から、
泥棒が嫌がる家にするための設計の3つの鉄則、
「見通し」「死角」「動線」の工夫について、
実例を交えながら徹底解説します!
警察庁の統計によると、空き巣は侵入に5分以上かかると約7割が犯行を諦めると言われています。
そして、彼らが下見でチェックするポイントは、驚くほどシンプルです。
これらの要素は、全て外構設計の段階でコントロールすることが可能です。
最も効果的な防犯は、「人の目」です。道路を歩く人やお隣さんの視線が、自然の監視カメラになります。
そのためには、敷地を完全に閉ざしてしまうのではなく、ある程度オープンにして「見通し」を確保することが重要です。
フェンス選びの工夫: コンクリートブロックの高い塀で囲うのではなく、
縦格子やメッシュフェンスのような「抜け感」のあるデザインを選びましょう。
外からの視線を適度に通すことで、不審者が敷地内で何かしていても、外から気づかれやすくなります。
プライバシーが気になるリビングの前だけは、目隠し効果の高いルーバーフェンスにするなど、場所に応じた使い分けが効果的です。
植栽の管理: お庭の木々が生い茂り、1階の窓や玄関を覆ってしまっていませんか?
これは、侵入者にとって格好の隠れ場所を提供してしまいます。
定期的に剪定を行い、特に窓周りはスッキリとさせて、外からの見通しを確保しましょう。
【実例】
一宮市内で「庭の木が大きくなりすぎて、道路から家が全く見えず、なんだか防犯面で不安…」というご相談を受けました。
現地を拝見すると、立派なマキの木などが鬱蒼と茂り、昼間でも庭が薄暗い状態でした。
そこで私たちは、思い切って数本の木を伐採し、残す木は高さを抑えてスッキリと剪定。
古くなったブロック塀を、見通しの良いアルミのメッシュフェンスに交換しました。
結果、お庭が驚くほど明るくなり、道路からの視線が適度に届くようになったことで、
「家全体がオープンになって、すごく安心感が増しました!」と大変喜んでいただけました。
侵入者は、身を隠せる「死角」を好みます。建物の裏手や脇の通路、大きな掃き出し窓の下、
エアコンの室外機の影などは、特に注意が必要です。これらの死角を徹底的になくす工夫をしましょう。
「光」で死角を照らす: 人の動きを感知してパッと点灯するセンサーライトは、侵入者への威嚇効果が絶大です。
玄関や勝手口、駐車スペースなど、夜間に暗くなる場所に設置しましょう。
また、シンボルツリーなどを下から照らす「アップライト」は、美しい景観を作るだけでなく、木の根元にできる暗がりをなくす効果もあります。
「音」で侵入を知らせる: 窓の下や建物の裏通路など、人があまり通らない場所に防犯砂利を敷くのも非常に有効です。
踏むと「ジャリジャリ!」と大きな音が出るため、静かに侵入したい泥棒は非常に嫌がります。
【実例】
一宮市内で、夜になると家の裏手が真っ暗で不安だというお悩みに対し、私たちは勝手口のドア下とリビングの掃き出し窓の前に、
防犯砂利を幅1mほど敷き詰め、その上部にセンサーライトを設置するご提案をしました。
後日お客様から、「夜中に野良猫が通っただけでもライトが点いて、
砂利の音も聞こえるので、すぐに気づけるようになりました。この音と光があるだけで、守られている安心感が全然違います」というお声をいただきました。
侵入に時間がかかる家は、ターゲットから外されます。
門から玄関までの「動線」にひと工夫加えるだけで、侵入をためらわせる心理的な壁を作ることができます。
アプローチを「クランク」させる:
道路から玄関までが一直線のレイアウトは避け、門扉を少し横にずらしたり、
アプローチをS字やL字に曲げたりする「クランク」という設計がおすすめです。
これにより、侵入経路が長くなり、その間に人目に付くリスクが高まります。また、道路から玄関ドアが直接見えにくくなるため、プライバシー向上にも繋がります。
門扉と鍵で物理的にブロック:
簡単に乗り越えられない高さ(1.8m以上が目安)と、足がかりの少ないデザインの門扉を選びましょう。
鍵も、ピッキングなどの不正開錠に強い「ディンプルキー」にしたり、補助錠を付けたりすることで、侵入にかかる時間を稼ぐことができます。
【実例】
一宮市内の新築外構で、道路から玄関ドアが丸見えになる設計だったお宅がありました。
私たちは、機能門柱の位置を玄関の正面から少し横にずらし、アプローチを緩やかにカーブさせるプランを提案。
カーブの角にはシンボルツリーを植え、自然な目隠しとしました。
これにより、玄関までの動線が長くなり、心理的な防犯性が向上。
お客様からも「来客がインターホンを押してから玄関に着くまで少し距離があるので、心の準備ができて安心です」と、防犯面・生活面でのメリットを実感していただきました。
空き巣が嫌がる外構の3つの鉄則、ご理解いただけたでしょうか。
防犯外構とは、物々しい監視カメラや鉄格子を付けることではありません。
設計段階での「少しの工夫」を積み重ねることで、見た目にも美しく、
日々の暮らしも快適で、かつ防犯性も高い、理想のお住まいを実現できるのです。
「うちの敷地の場合、どこをどう工夫すればいいの?」 「具体的なプランと費用を知りたい」
そんなお悩みや疑問がございましたら、ぜひ私たち株式会社北斗、HealingForestGardenにご相談ください。
防犯設備士の資格を持つ専門家が、お客様の安心・安全な暮らしづくりを全力でサポートいたします。
【参考記事】
住まいる防犯110番(警察庁) – 侵入されにくい環境づくり https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_d_2.html (警察庁が推奨する、侵入犯罪に強い家づくりの基本が分かります。)
SECOM – 泥棒が嫌がる家にするには? https://www.secom.co.jp/homesecurity/bouhan/feature/ (大手警備会社の視点から、泥棒に狙われやすい家の特徴と対策が具体的に解説されています。)
ALSOK – 空き巣の手口と対策 https://www.alsok.co.jp/person/recommend/akisu/ (実際のデータに基づき、侵入経路や時間帯などの傾向と対策がまとめられています。)
LIXIL – エクステリアと防犯 https://www.lixil.co.jp/lineup/gate_fence/feature/security/ (門扉やフェンス、照明など、防犯に配慮した製品の選び方が紹介されています。)
YKK AP – 「防犯」から考える、窓・ドア・エクステリア選び https://www.ykkap.co.jp/consumer/satellite/sp/articles/ouchi-bouhan/ (外構だけでなく、家全体の防犯について、製品選びの観点から解説されています。)
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