お知らせ
NEWS
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愛知県一宮市を中心に、外構工事やお庭のリフォームを検討されている皆さん、
こんにちは!株式会社北斗、HealingForestGardenです。
毎日、家族の「いってきます」と「ただいま」を見守ってくれる、
お住まいの門扉。まさに“家の顔”とも言える大切な場所ですが、長年の使用でこんなお悩みはありませんか?
こうした不具合を感じると、
「扉だけ新しいものに付け替えれば直るかな?」「最近はDIYも流行っているし、自分で交換できないだろうか?」
と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、お待ちください。その安易な判断が、後々の大きなトラブルや、余計な出費に繋がってしまう危険性があるのです。
実は、門扉の不具合の多くは、扉本体ではなく、
それを支える「柱」とその根元にある「基礎」に根本的な原因が隠されています。
今回は、解体から外構工事まで手掛けるプロの視点から、
なぜ門扉交換はDIYでは難しいのか、
そしてなぜ「柱の基礎」からやり直す
本格的な工事が必要不可欠なのかを、
詳しく解説していきます。
門扉がスムーズに開閉しなくなった時、私たちはつい扉本体の蝶番(ちょうつがい)や建付けが悪くなったと考えがちです。
もちろん、それも原因の一つではありますが、多くの場合、もっと根本的な問題が隠されています。
それは、門扉を支える左右の「柱」が、目に見えないレベルで傾いてしまっていることです。
では、なぜ柱が傾いてしまうのでしょうか。その原因は、柱を地面の下で支えているコンクリートの塊、
「基礎」の劣化や強度不足にあります。
家も土台となる基礎が傾けば、建物全体が歪んでしまいますよね。
それと同じで、門扉も土台である基礎がしっかりしていなければ、
柱が傾き、結果として扉がうまく閉まらない、鍵がかからないといった不具合を引き起こすのです。
扉だけを調整しても、土台が傾いている限り、またすぐに同じ症状が再発してしまいます。
「それなら、今ある柱に新しい扉だけを取り付ければいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、この「扉だけ交換」は、私たちプロの視点から見ると非常におすすめできない方法です。
理由1:柱と扉の重さのバランスが崩れる
門扉の柱と扉は、メーカーによってセットで強度計算がされています。
古い柱に、デザインが新しい重い扉を取り付けたと想像してみてください。
柱は想定外の重さに耐えきれず、ますます傾きがひどくなったり、
最悪の場合、柱の根元から折れて倒壊したりする危険性があります。
理由2:そもそも取り付けができない、または不具合が直らない
古い柱と新しい扉では、蝶番を取り付ける位置や規格が違うことがほとんどです。
無理やり穴を開けて取り付けても、すぐにガタつきが生じます。
また、前述の通り柱自体が傾いているため、新しい扉を取り付けても結局きれいに閉まらず、
時間と費用が無駄になってしまうのです。
【実例】
一宮市のお客様から「自分で門扉を交換しようとしたが、どうしてもうまく閉まらない」とご相談を受け、
駆け付けたことがありました。拝見すると、既存の古い柱に新しい扉を無理やり取り付けた結果、
扉の重みで柱が内側に傾き、「ハの字」の状態になっていました。
これでは閉まるはずがありません。結局、私たちが既存の柱と、
その下のコンクリート基礎からすべて解体・撤去し、基礎から作り直して新しい門柱と門扉を設置させていただきました。
お客様は「最初からプロに頼めばよかった」と仰っていました。
では、私たちプロはどのように門扉交換を行うのでしょうか。
解体工事も得意とする株式会社北斗の、安全と耐久性を第一に考えた工事の流れをご紹介します。
Step1:既存門扉・柱・基礎の解体撤去
まず、既存の門扉を取り外し、柱の周りの地面やコンクリートを電動ハンマーなどで壊していきます。
これを「ハツリ工事」と呼びます。重要なのは、地中に埋まっているコンクリートの
基礎ブロックを完全に掘り起こして撤去すること。
この作業を中途半端に行うと、新しい基礎の強度に影響が出てしまいます。
Step2:新しい柱のための「基礎工事」【最重要工程】
古い基礎を撤去した場所に、新しい柱のための穴を掘ります。
メーカーの規定に基づいた適切な深さと大きさで掘削し、砕石を入れて突き固めた後、コンクリートを流し込みます。
この見えなくなる部分の基礎こそが、門扉の10年後、20年後の寿命を決めると言っても過言ではありません。
Step3:柱の設置と「養生」
コンクリートが固まる前に、新しい柱を差し込みます。ここで水平器という道具を使い、
垂直・水平をミリ単位で正確に調整しながら柱を固定します。
そして、コンクリートが完全に固まるまで、数日間は触らずにそっとしておきます。
この期間を「養生(ようじょう)」と呼び、焦って次の工程に進むと十分な強度が得られません。
Step4:門扉の取り付け・最終調整
養生期間を経て柱が完全に固定されたら、いよいよ新しい門扉を取り付けます。
扉がスムーズに開閉するか、地面を擦らないか、錠前(鍵)がしっかりと機能するかなどを細かくチェックし、
最終調整を行って工事完了です。
本格的な工事となると、やはり費用が気になりますよね。
門扉交換の費用は、大きく分けて「門扉本体の価格」と「工事費」で構成されます。
つまり、選ぶ門扉によって総額は変わりますが、「門扉本体価格 + 10万円~20万円」が、
基礎からしっかりやり直す場合の費用感となります。
「工事費だけでそんなにかかるの?」と思われるかもしれませんが、
これには安全な解体、頑丈な基礎作り、正確な設置技術、そして廃材の適正な処分費用まで、すべて含まれています。
DIYで失敗して二重の出費になるリスクを考えれば、
最初からプロに任せる方が結果的に安心で、確実な投資と言えるでしょう。
お住まいの顔である門扉は、デザイン性だけでなく、日々の安全を守る重要な設備です。
愛知県一宮市、稲沢市、江南市、岩倉市などで門扉の不具合にお悩みなら、
安易な自己判断はせず、ぜひ一度、私たち株式会社北斗のHealingForestGardenにご相談ください。
解体のプロだからこそできる、安心・安全な基礎からの交換工事をご提案いたします。
【参考記事】 ※この記事を作成するにあたり、またお客様がさらに理解を深めるために参考となるサイトを以下に記載します。
エクステリアメーカーの門扉カタログサイト
外構工事の総合情報サイト
DIY情報サイト(注意喚起の参考)
建設・土木工事に関する情報サイト